富士山は見えないけれど
ただ今、台風16号が東海地方を襲っています。
皆様に被害がないことを祈っています。
そう言いながら私は自宅を離れ、富士山の裾野にある帝人アカデミー富士というところで、JIELのTグループ・ファシリテーター・トレーニングをやっています。参加者15名・スタッフ4名で、今は最後の夜を迎えています。
先週の土曜日からの4泊5日(スタッフは1日前から)、学ぶ意欲の高い熱心な参加者の方々に支えられて、充実した学びの時間を過ごしてきました。2つのグループに分かれて、TTS(トレーナートレーニング人ぐセッション)と呼ばれるファシリテーター体験を交互にしていくものが中心の研修ですが、体力的のも精神的にもなかなかハードな体験になります。しかし、その中で自分のファシリテーターとしての学びや気づきを、自らの働きによって多く得られるのも事実だと思います。
そんな固いことばかりでもなく、参加者となるにはTグループへの参加経験が条件なので、同じTグループに出た方も多く、ちょっとした同窓会気分を味わえるのも楽しみの一つです。久しぶりに会った仲間と、4泊5日また充実した時間が過ごせることは、他の機会にはまずないことでもありますから貴重な時間になります。
もう一つ、今回の開催場所は富士山の本当に麓になるので、毎日壮大な富士を見て過ごせるのも楽しみの一つと思っていました。
(なんと1日では書ききれず、研修最終日を迎えてしまいました。現在、皆さんは「気づき・学びのモデルづくり」に取り組んでいます。)
ところが、今回は研修1日前の名古屋からの移動でチラッと見ただけで、5日間全く富士山を見ていません。典型的日本人の私は、こんなに富士山の近くにいて見れないのが本当に残念です。私たちがよく利用している清里・清泉寮から見る富士山は山梨側の富士山。ここから見られる富士山は静岡側の富士山。どちらが良いとは言いませんが、どんな富士山でもその場にいるからこそ見られる富士山を見たいのです。
今回は富士山には出会えませんでしたが、参参加者やスタッフの‟今ここ”の魅力的な姿に出会うことができました。これだけで十分幸せを味わえています。
参加者の皆さん、スタッフの方々、充実した時間をありがとうございました。