いざという時のために
今日の名古屋は大変な雪でした。
20cm以上の積雪は都会の名古屋では滅多に味わえません。
天気予報でもここまでとは思っていなかったようで、気象予報士さんが謝っていました。
雪景色は綺麗なものですが、慣れない都会っ子は戸惑いが大きいものです。
雪でも安全に歩ける靴を持っている人も少ないでしょう。
我が夫は、どちらかというと用心深い人なので、今日の出勤はスノトレを履いていきました。
スキーにも行かなくなって久しいので、何年ぶりかの登場です。
交通機関もすぐに乱れてしまいます。
都市高速は閉鎖、セントレアもほとんど欠航になったようです。
もちろん市バスはほとんど遅れていましたし、運行を取りやめた路線もあったようです。
しかし、そんな状況の中でも真面目な日本人は、職場に向けて一歩ずつ歩みを進めていました。
私はラッキーにも今日は午前中に出かける予定がなかったので、雪景色を綺麗だと眺めていることができました。
ところで、私達は何年かに1回のことに、どのくらい備えておかないといけないのでしょうか?
断捨離では1年使わなかったものは処分するとも言います。
地震のために非常持ち出し袋を作り、雪のために安全な靴を用意し、水不足のためのバケツを仕舞い込み、自然災害以外のことでも病気や事故に備えて保険に入り、いざという時のために礼服や一張羅を用意しています。
その中には、手間などを考えたら馬鹿馬鹿しいようなこともあるように思います。
でも、私たちはその時困らないように準備しているのです。
これも勤勉で慎重な気質の日本人だからでしょうか。
ちょっと話は違いますが、今晩は南山大学吹奏楽団の定期演奏会でした。
少しゆっくり音楽でも楽しもうと出かけてきました。
彼らもまた、定期演奏会のために毎日練習をし続けていたのでしょう。
色々なことに対応できるように日々努力を重ねることも、非常事態や特別な時に柔軟に動けることも、どちらも人の大切な能力のように思います。
もうすぐ新年を迎えるこの時期に、自分はどのような日々を送りたいかを考えるのもいいかもしれません。