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【事例】コミュニケーション/アサーション,【事例】学校教育関連,2017年度研修実績

一宮市夏季集中研修講座

テーマ 【いじめ防止のアサーション講習会】
アサーション・トレーニングで人間関係力アップ!
実施日 2017年8月8日13:30~16:00
概 要  愛知県一宮市の小・中学校教員53名を対象に、アサーション・トレーニングの成り立ちや人間の3種類の表現パターンについてお話しし、日常の話し方、きき方が心理的な負担や生きづらさを生む原因になり得ることに言及した。自分も他者も尊重する自己表現を行うためのポイントや方法については事例を交えてお伝えし、先生がたに望ましい応答を考えていただくワークも行った。いじめ対策は日常の言動を見直すことからも着手できるという気づきにつながったようだ。
派遣研究員 水野節子

 いじめ対策の必要性が叫ばれる現代だが、日常の言動に耳を澄ましてみると、攻撃的な言葉に戸惑ったり、反射的に発した言葉で相手を意気消沈させてしまったりすることは珍しくはない。人間が自分の正直な気持ちや考えを言語化して表現することは、誰にとっても大切な人権である。それを相互に守り、自ら考え人とかかわって生きるためにアサーション・トレーニングが生まれたことをまずお伝えした。

 

 その上で人間の3種類の表現パターンを学び、自分も他者も尊重するアサーティブな表現とは何かを各自の感覚を活かして考えていただいた。アサーティブな表現は定型的に決まっているものではなく、自分と他者の距離感や当人の価値観、状況認識、さらには口調や言い方等によっても、微妙な違いが生まれてくる。ワークシートに取り組むことで、そうした気づきを得ていただき、その上で特定の場面におけるアサーティブな表現を考える時間をとり、発表していただいた。

 

 校内における日常の会話を振り返ってみると、生徒間の会話だけでなく、教員と生徒の会話、あるいは教員間の会話についても、アサーティブとは言えない表現があふれているのではないだろうか。そうしたなかで、教員が自らの言動をアサーティブに変えていくことができれば、それは生徒にとってのロールモデルになり、教師・生徒間の関係も変わっていくだろう。いじめ防止はこのように自分が変わることからも、一歩踏み出すことができると気づける機会になった。