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第2回 共感でつながるアサーション
ワークショップの概要
この講座ではアサーション(自己表現)の方法として、マーシャル・B・ローゼンバーグ博士によるNVC(Nonviolent Communication)の考え方を学び、グループでの演習を通じて自分や他者の感情に注目し、その背景にあるお互いが必要とするもの(ニーズ)を尊重しあえるような問いかけや応答、語りを試みます。
感情に寄り添い、必要としていること(ニーズ)に気づいたときに人はつながりを実感できます。自分とつながり、他者ともつながるための表現を体験から学び合いましょう。
2日間を通じて、感情に向き合い、自分自身と対話したり、他者のニーズを推測して確認したりすることから、その人が感じていること、必要としていることを共に感じよう、知ろうとする共感的な働きかけを体験できます。
このようなつながりを生み出す働きかけの媒介になるのは、主に言葉であり、言語表現を通じて自分や他者の捉え方が次第にクリアになっていきます。
【ワークショップのねらい】
・アサーション(自己表現)の実践的な方法としてNVCを学ぶ。
・自分や他者の「感情」と「必要とするもの(ニーズ)」に注目する。
・自分と他者の違いを意識し、共感的なアサーションを試みる。
【大まかなプログラム】
1.共感とは ~共感のカードを使って
2.NVC(共感的コミュニケーション)を知る
3.お互いの「感情」と「ニーズ」を尊重するサークル体験
4.自己共感を通じて自分と向き合い、自分を語る
【こんな人におすすめ】
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・NVCを学びたい人
・「感情」の動きに関心のある人
・攻撃的なコミュニケーション、反射的なコミュニケーションを回避したい人
・言葉の背景にある真意を表現したい人
・共感的に理解しあえる人間関係を築きたい人
2017年参加者アンケートより
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- 自分の心の中を自分で見ることができた気がする。相手に心から共感することができた。
- NVCを知れて、人をさらに好きになれそうだと思いました。コミュニケーションは難しいけれど、貴いものだなぁと新しい肝ができました。
- 自他のニーズとつながりたいと思ったし、今後、実践していきたい。そのことに気づき、実践への意欲が湧いたので、とても有意義だった。
- 感情、行動の奥深いところには、何があるのか、モヤモヤとしていたので、それがニーズというものであることがわかり、すっきりした。
- カードを使うことはとても効果があると感じた。一方で、日常的に会話する中で、カードは使えないので、日頃の中でどう取り組んでいくのがいいか、もっと対話をしたいと思った。
- いろいろな方の考え方を聞けたこと。特に、自分と違う業種の方が多かったことが、わたしにとって刺激となりました。
- 「アサーション」への理解度というか、活用度に今ひとつ腑に落ち感が少なかったが、今回のNVCの理論は私にとって理解しやすかった。
- 人と上手く関わるうえで、大変必要なスキル、知識だったし、学校現場では本当に効果的な話し合いが進められそうな考え方を得ることができました。
- 感情の変化の内に、ニーズがあることに気づけた。
- 自分の気持ちに気づきにくいことが悩みで、もどかしく、自分に正直でないと感じていましたが、自分との向き合い方を学んだことで、これからは気づいていけそうです。
- 自分のニードを深く考える事がなかったので、ここで向き合えてよかったです。
- 自由に発言しても、そのままのわたしでOKという雰囲気だった。
- またこのメンバーで集まりたいと思えるほど、あたたかくステキな2日間でした。
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