対話型組織開発を知る

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ワールドカフェの紹介記事

 ODのアプローチには、ラージグループメソッドの一つとして、ワールドカフェと呼ばれるものがあります。ワールドカフェは、J.ブラウン(2002)によって開発された手法であり、単独で用いられたり、他の手法と組み合わせて使われたりします。ワールドカフェは、2時間ぐらいの時間を費やしながら、本物の会話をはぐくむプロセスです。それぞれのワールドカフェの活動は、集められたステークホルダーを魅了するようなテーマに焦点づけられます。彼らは、テーブルクロスの上に模造紙とペンが置かれ、その小さなテーブルを囲んで座ります。各グループは、そのテーマについて語ったり描いたりする時間として20分から30分ぐらい与えられます。20分ぐらい経過後、一人を残して他のグループに移ること、残った人は、話し合われていた内容をやってきた他のメンバーに話すことをテーブルホストは伝えます。すべてのメンバーがそれぞれ立ち上がり他のグループに移っていきます。このプロセスを繰り返します。各テーブルで展開されたアイデアを最後のグループが掲示する前までに、このプロセスを少なくとも3回ほど行います。

 

 こうしたグループは何が起こっているかを話し合うタウンミーティングなどで活用されます。テーマが見つかると、これからすべき行為や任務、もしくはさらにディスカッションすべきことなど、適切ないかなる事柄も導き出すことができます。このプロセスは、場としてかなり有益なのです。仲間がどこにいるのか?特定の問題を感じたり他者とともに動きたいと思ったりしている人がどこにいるのか?どのようにその状況を観ていけばいいのか?など。さまざまな会話の体験がそれらを生み出していくことになります。描くことは新しい広がりを見つけ出したり、そのプロセスを助けることになります。生産的な体験に結びつける重要なポイントは、参加者に充分に向かうことができる焦点づけることができるテーマです。ワールドカフェは、12人ぐらいの小さなグループにも、まあ1200人ぐらいの大きなサイズのグループにも有益です。世界の多くの国々で国際的に活用されています。

 

B.B.Bunker&B.T.Alban (2006). Large Group Methods:Developments and Trends, The NTL Handbook of Organization Development and change. Principles, Practices, and Perspectives. NTL Institute, p.299.
(津村俊充訳)


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