ラボラトリー体験学習を知る

体験学習の進め方について

ラボラトリーの学びを日常につなげるために?

『ラボラトリー方式の体験学習』の学びを学習者の日常生活に繋げるために留意することはどのようなことですか?

 

このことは、体験学習を実践する指導者にとって、大切な問題です。
参加者の中のある人は、研修の場でラボラトリー方式の体験学習からインパクトを強く受けて現場(日常生活)に戻るだけで、特別のプログラムを準備しなくても日常生活に学びを繋げることができるかもしれません。また、少なくとも研修終了時に何らかの問題提議をして後は学習者に任せるといった、比較的楽観主義的な発想のファシリテーターから、日常生活で実行する行動目標も立て、その後のフォローアップも何らかの方法で行わなければという厳密に日常生活への橋渡しへのプログラムを提供しようとするファシリテーターもいます。
このラボラトリー方式の体験学習の学びから日常生活へ橋渡しをすることを、ラボラトリー方式の体験学習では、”リエントリー”とよびます。日常生活からラボラトリー方式の体験学習に入ってくることを”エントリー”すると考えて、日常に戻ることを”リエントリー”と呼ぶわけです。学習のスタートの時に、アイスブレークが必要であったり、ねらいの明確化や共有化が必要であったりするように、学習の終了時に現場への橋渡しのプログラムは丁寧に行われることが大切だと考えています。
ラボラトリー方式の体験学習は、学び方を学ぶことが大きな学習目標であると言われます。日常生活と切り離されたところで、ピュアーな体験をしながら学ぶよさがラボラトリーにはあります。それは、日常生活での体験とラボラトリー方式の体験学習の中での体験とはかなり質が異なるということだと思います。それだけ、切り離されているわけですから、それゆえ余計に、研修(ラボラトリー方式の体験学習)期間中に十分に体験からの学びを定着させるプログラムを実践することと、日常生活での学ぶためのヒントを全体の分かち合いの場や学びを概念化するようなプログラムをファシリテーターが提供することは大切でしょう。
さらには、研修を終えてからしばらくして、研修のその後どのように日常を過ごしていますかといったフォローアップのプログラムがもてることは学習者の日常への転移のプログラムとしては親切でしょう。


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