ラボラトリー体験学習を知る

体験学習の進め方について

フィードバックの留意点は?

qラボラトリー方式の体験学習による人間関係トレーニングでは、『フィードバック』を活用すると言われますが、『フィードバック』とはどのようなものですか?また、『フィードバック』を行う際の留意点というのは何かありますか?

 
aフィードバックという用語は、もともと、自動制御回路などの電子工学の分野の言葉です。人間関係を学ぶ研修では、『フィードバックとは、人間関係の中で、各人の行動が他者にどのような影響を与えているかに関する情報を提供したり、受け取ったりする情報の相互交換のプロセス』です。
フィードバックをする際の基本的な心構えとしては、『フィードバックとは個人やグループが成長するためになされるものであり、お互いの関係を深めるものである』ということを肝に銘じておく必要があるでしょう。
フィードックの効用として、(1)学習者が自分の対人行動が自分自身の意図と一致しているかどうかを知ることができる、(2)お互いの関わり方に気づき、真実の関係を創り上げることができる、(3)学習者が新しい対人行動を獲得するための強化をする働きがある、と言えるでしょう。
そのためには、(1)良い悪いというように評価的にならずできる限り記述的になること、(2)伝え手の思いとして「私は・・・」というメッセージで伝える、(3)フィードバックの受け手のニーズに応える、(4)適切なタイミング(できるかぎり早い時点)で伝える、(5)多くの人からのフィードバックを受け取る、などの留意点が考えられます。フィードバックは、伝え手の言いっぱなしにならないように、フィードバックをめぐって、お互いに親密に話ができるような配慮はしたいものです。
と同時に、フィードバックの基本は、自らの行動に関して、自らが気づくことができること、セルフフィードバック(モニター)をどの程度できるかが重要になると考えています。ラボラトリー方式の体験学習を学ぶことによって、気づくことが豊かになることが一つ期待されていることです。このことは、自分の行為に関してフィードバック(モニター)できる情報を自らがキャッチすることができる力を育てているのです。


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