ラボラトリー体験学習を知る

体験学習の進め方について

クレパスなど素材を使う意味は?

qラボラトリー方式の体験学習では、オープニングのプログラムなどで、画用紙にクレパスで色や線で自分の気持ちなどを描いてくださいと言われることがありますよね。自分自身は言葉が書きやすいと思ったり、クレパスなどを使って何かを表現することは、日頃やっていない体験なので驚きと戸惑いがあったりしました。画用紙やクレバスを使う意味は何ですか?

 

a画用紙は、一つの作品、キャンバスとして、自分を思いや考えを表現する素材として、使用することがあります。いくつかの問いかけに対する答えを一枚の紙に書き、後で他のメンバーに見せて説明したり、掲示して発表したりするために白紙の画用紙を使っています。また、その時の気持ちにぴったりする色の画用紙を選んでもらって、キャンバス(今のわたし)探しから今の自分を点検するような働きかけをすることがあります。
また、クレパスで描くことで、子供の時にちょっともどる感じで、懐かしさと同時に、自由な発想で、いろいろな思いをいろいろな色で表現することで、より想像的で創造的になるのではないかと考えています。特に、自分の気持ちを表現するときに、言葉で書いてしまうと、言葉で書いた感情(名前をつけた気持ち)、すなわち気持ちのラベルそれだけが今の気持ちになってしまうかもしれません。色や線の絵で表現していると、描いている間に新しい気持ちが生まれ、その絵(色や形)にさらに手を加えることで、今の気持ちにさらに素直に気づいたり、気持ちの力動性を表現することができたりするのではないかと考えています。いわば描きながら自己内でいろいろな対話が起こり、そのダイナミクスを表現することができ、創造的になるのではないでしょうか。
ただ、抵抗がある人は、言葉や文字で表現することでもいいと思います。これでなければならないという指示は適切でないかもしれません。参加者の様子を見ながら、ファシリテートすることが大切になります。ただ、こうした抵抗感の中においても、参加者に言葉の方が表しやすいという自分がいることに気づいてもらうことも自分のありようを知っていくための一つのデータであると認識してもらうことも一つのファシリテーションです。


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