ラボラトリー体験学習を知る

体験学習の考え方について

実習を用いた体験とは?

qラボラトリー方式の体験学習の”体験”とは、どのようなことをいうのでしょうか?”実習”と同じ意味ですか?実習学習とはなぜ呼ばないのですか?

 

aラボラトリー方式の体験学習の”体験”と、体験学習のプログラムの中で行う”実習”とは違います。
ラボラトリー方式の体験学習における、”体験”から学ぶ”体験”には、”実習”と呼ばれる教育スタッフ(ファシリテーター、教師など)によって提示されて、研修や教室場面で行う”実習”もありますし、その他に、日常生活すべてが体験学習のための”体験”なのです。
“実習”は、exerciseの訳語ですが、日常生活の体験をより明確に吟味することができるように工夫されているものであり、その実習を通して日常生活での人間関係のありように気づきやすくなるように工夫されていたり、その実習を通して自分のコミュニケーションのありようや人への関わり方を練習するように計画されていたりします。ですから、体験学習の研修や教育プログラムでは、当然”実習”を用いて、学習者が自らの体験に対峙しやすくなり、学習のサイクルを意識したふりかえりを行い学んでいくことが容易になります。
しかしながら、体験学習の目標は、研修や教育プログラムの中だけで学ぶのではなく、そこでは基本的には学び方を学ぶこと(learning how to learn)を学び、その学び方を活用し、日常生活(職場や家庭などの現場)での体験を学習素材として扱い、実際に学びながら、学習者自身がチェンジエイジェント(change agent:変革者)となっていくこと、すなわち日常生活の場で一人ひとりの人間を尊重した現場づくり(民主的な風土づくり)に取り組むことを願っているのです。
最近の小学校、中学校などで、総合的な学習で、「生きる力」「一人ひとりを大切にする教育」を実践しようとしている教育実践の場は、まさにこの”体験学習”は効果を発揮すると考えてもいいのではないかと考えています。


カテゴリー