スタッフブログ

2016年7月6日|

「最近どう?」

体験学習は人との出会いから学んでいく学びだからでしょうか。
お互いに会っていまどんな様子でいるのか、どんな思いをもっているのか、
そんな直接会う時間を大切にしていると感じます。
JIELでは毎月のミーティングに加えて、毎年8月に合宿をしています。
毎月のミーティングもあるのに、なぜわざわざ合宿?と、
家族からは完全に遊びだと思われていますが、
一緒に寝起きしたり、食事をしたり、
じっくり語ったりできる時間は、
日常生活から離れてもう少し深くゆったりと
焦点をあてていくことができるようです。

 
先日、久しぶりにあった人と
「最近どう?」と近況を聞きあっていました。
お互いに1年ごと位に会う機会があり、
いつもこの問いを投げかけています。
相手の話から少し昨年よりも進んでいたり
深まっていたりする様子を聞いているなあと。
昨年、語った自分から
今の自分はどんなふうに変わってきただろうか?
この問いを聞きあう間の時間、
再会して自分の変化を感じたり伝えたりする、なんだかほっこりとする時間。
そんな時間を感じました。
自分の定点観測をお互いにしているような感じと
それぞれが過ごしている時間をじんわりと味わうような感じが
ここちよいのです。
 
体験学習で一緒に学んだ仲間とは、
久しぶりに会うと本当に懐かしく、
また今の自分を知ってほしいと、語りたくなるのは私だけでしょうか?
それはお互いを知ったり、出会ったりする濃密な時間を
過ごしているからでしょうね。


2016年7月3日|

線路は続くよ、どこまでも

 女性はそれほどでもないのかもしれませんが、おそらく“男児”の多くは電車の先頭車両に乗るとついつい運転手気分を味わいたくなります、それほどの“鉄ちゃっん”でもないのに。現在、週に1回、三河方面に行く機会に恵まれ、目的駅の改札口が先頭車両方向にあることもあり、なんとか前方の車窓が見える場所を確保しようと電車に乗り込みます。すでに先客がいると、ちょっとくやしい。以前、千葉の私鉄で運転手を募集したところ、700万円の費用負担にもかかわらず、中年の会社員の方が会社を辞めて応募した、というニュースがありました。よくぞそうまでして、と思うとともに、ちょっとうらやましい。私の友人の息子さんが運転手になりたくて鉄道会社を受けました。結果、遠隔地の鉄道会社に採用され、今はローカルの運転手をしているそうです。ゆくゆくは新幹線の運転手を目指しているのだそうで。ちょっとまぶしい。

 

 カナダで飛行機に乗っていました。機内アナウンスが入り、「コクピットのドアを開けますので、ご覧になりたい方はどうぞ」。大人気なくいそいそと飛行機前方へ向かいます。コクピットから見る空の青さ、雲の白さ。ちょっと感動。とても今ではけっして味あうことがないコクピットから眺める前方の景色でした。

 

 昔は車を運転するのも好きでしたが、最近はそうでもありません。むしろ助手席などにすわって誰かに運転してもらう方が気楽な気分です。たぶん、電車の運転手であったら、時間と時刻表と計器のにらめっこ、定期的な指差喚呼、駅の決められた停車位置にできるだけ近く、そして急ブレーキでお客に迷惑をかけないように細心の注意を払いながら安全運転を心がけているのだろうと思います。そう思うと、これくらいのカーブでは速度は落とさないんだ、とか今の停車のしかたはうまいな、とか傍から見ていてああだこうだと呟いているのが楽しいようです。第一、飽きたら本を読むのもよし、ボケっとするのもよし、寝てもいいわけなので。ちなみに電車の揺れは眠りを誘いやすいそうで、不眠症の人などのために揺れるベッドの研究をされている方もいるそうです。

 

 長い時間、パソコンに向かうような作業をするとき、YouTubeで路線名と「前面展望」を入力します。北海道から九州まで、本当の鉄ちゃんが気長にビデオを回し続け、電車の前面から見える光景を写します。ずっと見ながらではなく、音を聞きながら作業をします。まったくの静寂の中でやるよりは、はかどるような気がします。そして、そのビデオのなかでもたまにドラマがあったりします。そんなドラマをみたいときには見ることもできるし、眠くなったら寝ることもできます。
 それでは安全運転で出発進行!(ちょっと重たい?)


2016年6月27日|

社会人基礎力の3つの能力・12の要素

 この前話を聞いた人から社会人基礎力について説明がありました。社会人基礎力については、以下のように経済産業省が定義しています。
経済産業省では、平成18年2月に、産学の有識者による委員会にて「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」を3つの能力(12の能力要素)からなる「社会人基礎力と定義づけしています。
 ○前に踏み出す力(アクション):主体性、働きかけ力、実行力
 ○考え抜く力(シンキング):課題発見力、計画力、創造力
 ○チームで働く力(チームワーク):
     発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、ストレスコントロール力

 

 ふと思ったのですが、これらの能力を考えていると、ラボラトリー方式の体験学習からの学びが有効に活用できるのではないかと!


2016年6月18日|

人間関係づくりファシリテーション7章

先週土曜日7月11日に「春期 実践人間関係づくりファシリテーション第7章『決める』」の講座を行なった。参加者は6名と少々少なめではあったが、東京など遠方からの参加者もいらして、楽しく充実した時間を過ごすことができた。
内容は本に紹介させていただいている実習「干ばつを救え!」を中心にして、意思決定の仕方や意思決定や合意形成が与える影響などについてお話をさせていただいた。
2つのグループに分かれて実習は行ったが、それぞれのグループの特徴があり、そのことを実習実施後のふりかえりではメンバー同士で丁寧に話し合われていた。1グループ3人とはいえ中心となる1人を中心に進めるグループ、3人で自由に話を進めてながら意思疎通を図っているグループ。偶然出来上がったグループなのだが、すぐにそのグループの個性が出来上がって行くのが不思議で面白い。
アンケートの書かれていたことから1つだけ紹介しておく。
「受容」⇒「合意」⇒「決める」この流れにひざポンってところです。
参加者の皆さんと、本当にいい時間が過ごせました。


2016年6月12日|

「共感的理解」を力にする

 昨日、JIEL公開講座「実践人間関係づくりファシリテーション 第6章 受け容れる」を行いました。この講座は、JIELの本「実践人間関係づくりファシリテーション」を章ごとに執筆者がファシリテーターを務めて紹介するシリーズです。昨日は春の講座で今年は秋にも開講しますので、よろしければチェックしてみてください。

 

 本をご覧いただくとわかりますが、私は担当章の小講義「受け容れるとは」の「受容と共感的理解」というところで、ロジャースの「カウンセラーの基本的態度」である次の3点を挙げて、自分や他者を受け容れ、それを表明する過程を紹介しています。

 

 1.受容(無条件の肯定的配慮) 2.共感的理解 3.自己一致

 

 この3点は、自分とは異なるさまざまな人が生きる社会で、消耗したり、燃え尽きたりすることなく健康に生きるために必要なプロセスであると同時に、人それぞれの気持ちや考え(多様性)を大切にして生きるために不可欠なことだといえます。

 

 
 ラボラトリー方式の体験学習で合意形成(コンセンサス)の実習を行うと、時間までに結論を出すということがいつのまにか忘れ去られ、話し合いのなかでお互いの意見を聴きあうことに夢中になることがあります。聴きあう姿勢で話しあっていれば、受容の風土が最初からグループにあり、共感的理解がたくさん得られます。人は誰でも「わかってほしい」、「わかりたい」という気持ちをもっているものなので、日常では見逃しがちなそんな欲求が満たされるひとときは、誰にとっても心地よいのです。

 

 コンセンサス実習自体が一人ひとりの意見の違いを可視化した上で、グループで合意形成を図っていく手順を設けているため、ロジャースの上記3点を試みやすい状況になっていることも、心地よさを得やすい一因だといえましょう。しかしながら、ラボラトリー方式の体験学習はレクリエーションではなく、行動変容をめざす学習方法です。時間の制限がある日常で実践できる望ましい行動の獲得をめざすのであれば、実習に取り組む際も決められた制限時間のなかで、いかに成果を上げられるか、考えられる行動を試みてみるといいでしょう。

 

 「共感的理解」を心地よく感じて、それを堪能することから得られる自分やグループへの信頼感があるとしたら、次はそれをいかに一人ひとりのエンジンにして、グループで成果を上げる道へつないでいくか。現実的でちょっとわくわくする課題です。「共感的理解」はきっと個人やグループの力になるはず。心地よさの一歩先にある難しさとも向き合うことで、 エクササイズで結果を出し、手応えのある満足感を得る道が開けてきそうです。


2016年6月6日|

 頂いた新茶を飲んだ。新茶が出て早々に頂いたのだが、まだ飲んでいなかった。早く飲んだ方がおいしいよと聞いて、早速煎れた。おいしかった。新海苔が出た時は新海苔。そういえば、旬の食材を節目に頂いている。旬の食材を分け合い楽しむ心もちは素敵だなと思う。
 何となく、フィードバックと似ているなと思った。フィードバックは時間をおかずに起こったその時に伝えることが大切とされている。今起こっていることから気づいたこと、感じたことを、私は…というメッセージで相手に伝えること。そのときという旬を大切にする姿勢。
 流行も旬と近い。ファッションや言葉も、まさに流行っているそのときに身につけたり使ったりするが、時間がたってからだと不似合な感じがわく。それほど流行を追いかけるタイプではないのだが、それでもいくつかは流行を取り入れたりする。流行の服は、翌年着ようとすると時が過ぎてしまった感じがする。
 日ごろなるべく「今」をつかんで伝えたいと思っているが、普段のちょっとした感覚と似ているなと思った瞬間だった。


2016年6月1日|

まほろば、そしてジョハリのミステリー

 植木屋さんがいうには、これは剪定の仕方がよくない、3年は花が咲かないだろう、というのでがっかりしていました。2年目になり、葉は囲いを飛び越すように生えました。ふと顔をあげればそこには一輪の花。誤った育て方をしたにもかかわらず、生命は自ら生長をし続け、開花しました。

 

 「やまとはくにのまほろば」の大和の国。その国におうかがいできるのは、私の大きな楽しみのひとつです。今年は早めの電車に乗り、ホテルに到着してすぐに着替え、畝傍山一周のランニングに出ました。畝傍山は耳成山、香具山とあわせて大和三山のひとつです。「こんにちは」、「ゆっくり行きや~」(語尾ははっきり覚えていないけれど)とか、走っていると大和の人はあちらからこちらに声をかけてくれます。まさにまほろばです。

 

 ここのところ、私たちJIELの有志メンバーが集まり、NTL Institute(National Training Laboratory Institute)の古い英文を翻訳しながら、とくにTグループを中心とした学びの場をつくっています。最近、そのなかで取り上げられたのは“ジョハリの窓”です。ジョハリの窓は、今は多くの人がご存じではないか、と思います。
 ジョハリの窓は、1950年代にジョゼフさんとハリーさんが考えだしたものです。”ジョハリ”という名前は、ジョゼフさんの“ジョ”、ハリーさんの”ハリ”をくっつけたものであることは想像できることです。おもしろいことに原文には脚注にこんな記述があります。

 

In Sanskrit it means,”The god who sees within.” In Swahili it means, “The essence of things.”

 

 「サンスクリット語では、「内を見る神」の意。スワヒリ語では「ものごとの本質」の意」といったらいいでしょうか。

 

 その後、フレデリック・ミラーという人が、おそらく1980年代と思いますが、ジョハリの窓を再考し、”Opening the Johari Window”としてまとめています。フレデリックさんの記述するジョハリの窓はなかなかユニークで、いわゆる田の字の窓ではありません。彼の表現するところでは、未知の領域は”Mystery”です。開放の領域を広げる自己開示には”Exposure”の単語を使っています。
 その論の最後に彼は、「私に協力し、シェアし、露呈してください。そうすれば私は成長できる。そう、私はなりうるベストの私になることができる。あなたは私の真実の一部を握っている。あなたがあなたの中にある私というものを私とシェアしてくれたら、私はよりよい自分自身になりうる。おまけは、あなたが私とシェアすれば、あなたもまた成長する。私たちはともに私たちがなりうるベストの私になることがよりよくできるのだ」と締めています。

 

 あなたが2年越しに花一輪を開いてくれたこと、大和のあなたたちがやさしく声をかけてくれたこと。まほろばでの出会いは、私の内なるミステリーを開墾していきます。
 来年度、もし機会が与えられるなら、今度は香具山、そして甘樫丘を目指して走ります。そこにはどんなミステリーがあるか・・・。


2016年5月27日|

踏み込む

 5月27日に、フミコム・文京ボランティア・市民活動センターに伺いました。そこのスタッフとの打ち合わせのために伺ったのですが、地下鉄と直結していて、とても行き易かったです。フミコムは、「フミ=文の京(ふみのみやこ)」「コム=community(地域)、communication(コミュニケーション)」そして、「踏み込む」の意味が込められているとのことです。
 そこを訪れた人は、「フミコム」の看板を持って、“踏み込んで”記念撮影をするのが恒例らしく、写真を撮りました。写真は上半身しか映っていないので、踏み込んでいるかどうかは見えていないです。足は結構思い切って踏み込んでいたのですが…

 

 これって、何となく「コンテントとプロセス」氷山図のことを、思い浮かべました。

 

2016-05-27 21.15.40


2016年5月25日|

参加者からのフィードバック

 先日、3日間の研修を終えて、参加者からのアンケートが主催者より送られてきました。
その中にハッとする私へのフィードバックがあり、今後の私にとってとても貴重な意見を頂けたと思いました。
それは、「途中、途中で先生方が私達に質問をしてくださいましたが、学生同士の質問コーナーもあった方がいいと思いました。私自身、みんなへもっと質問をしたかった・・・・」という感想が書かれていました。「さらに、なかなか質問をすることができなかったけれど、もし、講師への質問ではなくて、『皆さんへの質問でもいい』という一言があったら勇気が出たのカナ・・・。」と締めくくってありました。
 私はこの文章を読みハッとさせられました。
みんなで学び合うという場づくりをしていこうと思って研修をしていましたが、参加者同士の学びを促進するということが、私には足りなかったのだと気づきました。
この学生さんの言葉を肝に銘じて、これからの研修につなげていきたいと思います。


2016年5月19日|

意味ある場所

一昨夜、昨夜はHCC(JIELの所在地)に足を運びました。
一昨夜は研究員の勉強会で、NTLの英文資料を読みました。
興味深い資料を20本ほど読み続けています。
(私は英語が苦手なので殆ど貢献できていないのですが、学ばせてもらっています。)
今回も「ジョハリの窓」やTグループ後に日常でどのような言動を起こしやすいかを、少しコミカルに書かれたものを「なるほど」と納得しながら読みました。「ジョハリの窓」も馴染みのものなのですが、新たな発見もあり理解を深められたのではないかと思っています。今後は自分のレクチャーでも学んだことを生かしていきたいと思っています。
昨夜は、月に1回の「ラーニングカフェ」でした。私は日常は全く違う状況で働いている、魅力的な方たちに出会えるこの時間が結構好きです。昨夜も初対面の方や久しぶりに会った友人、馴染みの方たちとの会話を楽しみました。その中で、親子ほど世代の違う方から話を聞き、自分とは違う物の見方を知り興味深く思ったり、共通の感覚などに触れて嬉しくなったりしました。毎月行われているものなので、これからも多くの方に参加していただいて、刺激を受けられたらいいなぁと思っています。
自分にとって単なる場所ではない空間があるなぁと思っています。HCCもそのような場所の1つとして存在しているのだと思います。多くの人にHCCがそのような場所だと思ってもらえるといいと思っています。


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