ESDスペシャリスト育成講座

Education for Sustainable Development ESD 「持続可能な開発」のための教育

今を未来の「今」に引き継ごう
思いを子どもたちに伝えよう
わたしたちは未来につなげるためにやることがある
わたしたちは未来を創るためにできる役割がある

 


「学び方を学ぶ」
--生きる力を育む

 

私たち日本体験学習研究所(JIEL)は、共に生きる社会をめざし、人間尊重を基盤として、人間関係やチームづくり、組織開発、ファシリテーター養成講座などのプログラムの開発と実施をしてきています。その学びの核が「ラボラトリー方式の体験学習」。自ら学び、人と人とが体験しながらつながる学習法です。

 

ESDがめざし、育もうとしているものは、「人間の尊重」、「多様性の尊重」などの価値観、体系的な思考力、批判力、分析能力、コミュニケーション能力、リーダーシップの向上です。主体的に学び、行動する力の育成を実践してきている私たちJIELの理念や活動は、ESD、ひいてはSDGs(持続可能な開発目標=Sustainable  Development Goals)への到達と重なり、つながっています。


ESDスペシャリスト育成プロジェクト
--ESDを実践する人を育てる

 

「ESD実践者は忙しすぎて、人材育成に手が回らない」、「ESDがめざす行動につながる価値観や考え方を伝えることがむずかしい」。こうしたESD実践者の声に応えるため、ESDスペシャリスト育成プログラムを始動します。
ESDスペシャリストとは、ESDの理解とともに、ESDを実践する人を育てたり、支援したり、共に学ぶ場をつくったりすることができる人です。

ESDスペシャリストとは

 

  • ESDを実施したいと考えている人材の育成を行う人
  • ESDの理念、考え、価値観、知識などを広める人
  • ESDを行うためのプログラムやシステムをつくる人
  • ESDにかかわるプロジェクトを立ち上げる人
  • ESDにかかわる人や組織をつなぐネットワークをつくる人
  • ESDに携わる人や団体を支援する人、もしくは団体

講座で学べること
--「人とかかわるということ」「体験から学ぶということ」

 

ESDスペシャリスト育成講座では、「よりよい未来を描き、人と共にESDを実践していく力を育む」という理念の下、全6回の講座を実施します。
先駆的に活動している講師陣を招き、ESDの経験や知識をわかちあうとともに、JIELの体験学習のファシリテーター養成プログラム実践と融合させながら実施をします。

主に期待される学びや収穫は

 

  • ファシリテーション力の向上 ーーESD学習者が自ら気づき、学び、行動をすることを促すスキルの修得
  • プランニングとプログラミング力の向上 ーーESDの全体設計や個々のプログラム設計、プログラムの構成にかかわる知識やノウハウの修得
  • ネットワーキングづくり ーー多種多様な分野や領域のESD従事者・実践者・スペシャリスト同士の連携づくり
  • パートナーシップづくり ーー互いの強みを生かしあい、弱みを最小限にして最大効果を産み出す仲間づくり
  • ポジティブ・ドリーミング ーーよりよい未来を描くための知識・知見や、未来に向けての構想力・共創力の向上

私たちJIELからのメッセージ
--願いと期待

 

ESD実践者スペシャリストの育成は、現状のESDの課題を解決していくためばかりではありません。私たちはどのような未来を創るのか、どのような未来を子どもたちに引き継ぐのか、それを共に考え、共に行動に移していくことをめざしています。

講座は全7回で全体設計をしています。各回単科での参加も可能ですが、学びの効果を最大化するためにも全回を通して受講されることがおすすめです。

こんな人にぜひ

 

  • 現在、ESD活動に携わっていて、さらに知見を増やしたい人
  • 現在取り組んでいるESD活動を見直したい人、再確認したい人
  • 学校教育等でESDが求められ、これから実施を考えている人
  • ESDにかかわるファシリテーション・スキルを高めたい人
  • ESDのプログラム開発力を高めたい人
  • 次世代のESD実践者の育成をしたいと考えている人
  • 他のESD実践者とのネットワークやパートナーシップづくりをしたい人
  • よりよい未来を共に描く構想力を高めたい人
  • ESDに興味や関心のある人、ESDとはなにかを学びたい人
  • 今を憂い、未来のためになにかしたいと思っている人
  • SDGsをビジネスに取り入れ、社会貢献、企業の付加価値向上に取り組みたいと考える企業経営者・CSR担当者


ESDスペシャリスト育成に携わる多彩な講師陣

津村 俊充
一般社団法人日本体験学習研究所
所長・代表理事
南山大学名誉教授

 

長年様々な教育・組織開発へのラボラトリー体験学習の導入・普及に努める。体験学習のファシリテーターの知見と実践を踏まえ、環境教育実践者(インタープリター)のファシリテーション力向上にも力を注ぐ。2000年自然体験活動における体験学習法の調査研究報告書を刊行(共著)。2002年より(公財)KEEP協会主催「環境教育指導者のための体験学習法セミナー」を開催中。日本人で初めての米国NTLメンバー。

増田 直広
公益財団法人キープ協会
環境教育事業部
主席研究員

 

埼玉大学・同大学院で環境教育を修学。キープ協会にて主に環境教育指導者養成事業、CSR事業等担当。環境教育を通して「持続可能な社会=誰にとっても平和な社会」の実現に向け、「普段着インタープリター」(=インタープリター的センスを持って日々を生きる人)を増やすべく全国各地で活動中。都留文科大学・日本大学非常勤講師。立教大学ESD研究所客員研究員、日本環境教育学会理事、日本インタープリテーション協会理事等。

百瀬 則子
ユニー株式会社
顧問(元上席執行役員CSR部長)

 

1980年ユニー入社。人事部・経営政策室・食品本部・店舗の副店長等を経て17年上席執行役員CSR部部長歴任。『「お買い物」が社会を変える』をテーマに「ドネーション企画」「理・デザインPJ」等企画実施し、「環境配慮商品の販売」「フェアトレード認証マーク商品」等生産者、お客様と共に販売を通して地球や社会に貢献。日本チェーンストア協会環境委員、環境省中央環境審議会専門委員、消費生活アドバイザー、環境省環境カウンセラー。

若杉 逸平
公教育セミナー講師・フリーランスティーチャー

 

2000年から18年間名古屋市立の高校で教諭として勤務。持続可能な社会づくりを教育面からアプローチし活動している。学校教育の問い直しや、先生の働き方についてのセミナーを多数企画・運営。2014年にオランダイエナプラン教育と出会いコンセプトに共感。日本イエナプラン教育協会の名古屋支部を立ち上げる。2016年には、オランダにて行われたイエナプラン教育短期研修に参加。現在2児の父。第1回JIEL主催ESDスペシャリスト育成講座修了生。

半田 俊彦
志摩自然保護官事務所アクティブ・レンジャー

 

大学卒業後、2000年に学芸員として鳥羽水族館に就職、水生生物の飼育とともに少年海洋教室などの環境学習にも取り組む。2005年に環境省アクティブ・レンジャーの第一期生に採用され、横山ビジターセンターの運営、展示リニュアルに携わる。2009年からは合歓の郷ホテル&リゾートで自然体験プログラムのインタープリターとして勤務。2014年より現職。自然ふれあい事業を主担当し、小学校における出前授業などの環境学習を実施中。第1回JIEL主催ESDスペシャリスト育成講座修了生。

鳥屋尾 健
公益財団法人キープ協会
環境教育事業部 事業部長

 

生涯学習・社会教育を学び、非常勤中学校講師、援農等を経て、2000年から(公財)キープ協会環境教育事業に参画。林野庁、環境省、青年海外協力隊(JICA)、愛・地球博森の自然学校、葛西環境教育フォーラム等多方面の人材育成事業に関わる。幼児~シニア・家族、地域~国際、学校、企業、社会教育施設等幅広く自然体験をベースとした学びの場作りにあたっている。2015年より山梨県地球温暖化防止活動推進センター事務局長兼任。2017年より現職。

新海 洋子
環境省中部環境パートナーシップオフィス
チーフプロデューサー/
中部地方ESD活動支援センター 統括

 

大学卒業後、財団法人名古屋 YWCAに就職。異文化理解・国際理解教育、青少年育成に関する事業を担当。その後 NPO 法人中部リサイクル運動市民の会に移り、行政・企業とのパートナーシップによる「環境教育」事業等を担当。他NPOで持続可能性をテーマにした教育プログラ ムの開発、人材育成事業を担う。2005年9月より現職、2017年7月に開設した中部地方ESD活動支援センター統括を兼務(2018年3月現在)。


SDGs-持続可能な開発目標とともに

 

「持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)」は、2015年9月に国連で採択された新たな目標です。「貧困をなくそう」、「質の高い教育をみんなに」、「働き甲斐も経済成長も」など、SDGsは2030年を達成期限とする17の目標を定めています。
ネイティブ・アメリカンがいっています、「地球に見捨てられたら人間は生きてゆけない」。今まで地球に育まれたわたしたちは、次世代の、次々世代の「わたしたち」に今をつなげ、未来の「今」のために地球を守り、地球を愛することが求められています。
日本体験学習研究所(JIEL)は、国連のSDGsをめざすとともに、とくにESDに携わる人、携わろうとする人を支援し、そのことを通して社会に対する貢献と責務を果たしていきます。

 

(出典:しおうらしんたろう(2006)「ネイティブ・アメリカンのこころがよろこぶことば」東京書籍)

 

持続可能な開発のための教育(ESD) の更なる推進に向けて~学校等でESD を実践されている皆様へのメッセージ ~」(平成29年9月、日本ユネスコ 国内委員会教育小委員会」にある図を 基にESD活動支援センターが作成。